毎月の返済額が少ないカードローンはどこ?

「毎月の返済を少額に抑えたい」という方は多いですが、最低返済額の低さだけで選ぶと返済総額が膨らむリスクもあります。各社の返済額を比較しつつ、賢い返済方法も解説します。
カードローンの毎月の返済額は「借入残高」に応じて変動します。残高が少なければ毎月の返済額も少なくなり、残高が増えれば返済額も上がる仕組みです。
ここで重要なのは、同じ10万円を借りても、カードローン会社によって毎月の最低返済額は1,000円~4,000円と大きな差があるということです。
この記事では、主要カードローン8社の毎月の返済額を比較し、返済負担を抑えながら効率よく返済するコツを解説します。
毎月の最低返済額 比較一覧表
借入残高10万円の場合の最低返済額で比較しています。
| カードローン | 分類 | 金利(年率) | 10万円借入時の最低返済額 | 返済方式 |
|---|---|---|---|---|
| 三菱UFJ バンクイック | 銀行 | 1.4%~14.6% | 1,000円~ | 残高スライド |
| イオン銀行 | 銀行 | 3.8%~13.8% | 1,000円~ | 残高スライド |
| PayPay銀行 | 銀行 | 1.59%~18.0% | 1,000円~(ゆとりコース) | 残高スライド(3コース選択) |
| auじぶん銀行 | 銀行 | 1.38%~17.8% | 1,000円~(金利9%以下の場合) | 残高スライド |
| 楽天銀行 | 銀行 | 1.9%~14.5% | 2,000円 | 残高スライドリボルビング |
| プロミス | 消費者金融 | 2.50%~18.0% | 4,000円 | 残高スライド元利定額 |
| アコム | 消費者金融 | 2.4%~17.9% | 3,000円~ | 定率リボルビング |
| アイフル | 消費者金融 | 3.0%~18.0% | 4,000円(約定日制) | 残高スライド元利定額 |
※各社の返済額は借入残高・適用金利・返済コースによって変動します。上記は10万円以下の最少額の目安です。

最低返済額が最も少ないのはバンクイック・イオン銀行・PayPay銀行・auじぶん銀行の月々1,000円からです。ただし、1,000円で返済し続けると完済まで非常に長い年数がかかるため、余裕がある月は多めに返済することが大切です。
借入残高別の最低返済額を比較
実際に借りる金額によって、毎月の返済額がどう変わるかを比較します。
借入残高10万円の場合
| カードローン | 毎月の最低返済額 |
|---|---|
| 三菱UFJ バンクイック | 1,000円~2,000円 |
| イオン銀行 | 1,000円 |
| PayPay銀行(ゆとりコース) | 3,000円 |
| auじぶん銀行 | 1,000円~2,000円 |
| 楽天銀行 | 2,000円 |
| プロミス | 4,000円 |
| アコム | 3,000円~5,000円 |
| アイフル | 4,000円 |
借入残高30万円の場合
| カードローン | 毎月の最低返済額 |
|---|---|
| 三菱UFJ バンクイック | 3,000円~6,000円 |
| イオン銀行 | 5,000円 |
| PayPay銀行(ゆとりコース) | 6,000円 |
| auじぶん銀行 | 3,000円~6,000円 |
| 楽天銀行 | 5,000円 |
| プロミス | 11,000円 |
| アコム | 9,000円~13,000円 |
| アイフル | 11,000円 |
借入残高50万円の場合
| カードローン | 毎月の最低返済額 |
|---|---|
| 三菱UFJ バンクイック | 5,000円~10,000円 |
| イオン銀行 | 10,000円 |
| PayPay銀行(ゆとりコース) | 10,000円 |
| auじぶん銀行 | 5,000円~10,000円 |
| 楽天銀行 | 10,000円 |
| プロミス | 13,000円 |
| アコム | 15,000円 |
| アイフル | 13,000円 |

借入額が大きくなるほど、銀行カードローンと消費者金融の返済額の差は広がります。50万円借入時で比較すると、バンクイックの5,000円に対してプロミスは13,000円と2.6倍の差があります。毎月の返済負担を抑えたい方は銀行カードローンが有利です。
各社の返済額を詳しく解説
三菱UFJ銀行バンクイック|月々1,000円からの低負担
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利(実質年率) | 1.4% ~ 14.6% |
| 最低返済額 | 1,000円~ |
| 返済方式 | 残高スライド方式(毎月指定日 or 35日ごと) |
| 返済日 | 毎月指定期日を自由に設定可能 |
| ATM手数料 | 全ATM無料(コンビニ含む) |
バンクイックは月々1,000円から返済可能で、メガバンクのカードローンとしては返済負担が非常に軽いです。返済日を自由に設定できるため、給料日の翌日に設定しておけば安心。全ATM手数料無料なので、返済時のコストも一切かかりません。
イオン銀行|低金利+月々1,000円から
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利(実質年率) | 3.8% ~ 13.8% |
| 最低返済額 | 1,000円~ |
| 返済方式 | 残高スライド方式 |
| 返済日 | 毎月20日 |
| ATM手数料 | 全ATM無料(コンビニ含む) |
イオン銀行は上限金利13.8%と低金利でありながら、月々1,000円から返済可能です。低金利+低返済額の組み合わせは、毎月の負担を最小限にしたい方に理想的です。コンビニATM手数料も無料で、全国のイオンモール内にも店舗があります。
PayPay銀行|3つの返済コースから選べる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利(実質年率) | 1.59% ~ 18.0% |
| 最低返済額 | 1,000円~(ゆとりコース) |
| 返済方式 | 残高スライド方式(ゆとり/標準A/標準Bの3コース) |
| 返済日 | 毎月の約定返済日 |
| 特徴 | 30日間無利息(初回借入日から) |
PayPay銀行は「ゆとりコース」「標準Aコース」「標準Bコース」の3つの返済コースが用意されています。ゆとりコースなら月々1,000円から返済可能で、返済コースはいつでも無料で変更できます。余裕がある月は標準コースに変更して多めに返済するという使い方もできます。さらに初回30日間の無利息サービスもある珍しい銀行カードローンです。
auじぶん銀行|au限定割で金利優遇あり
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利(実質年率) | 1.38% ~ 17.8%(通常) 1.28% ~ 17.7%(au限定割 誰でもコース) 0.88% ~ 13.0%(au限定割 借り換えコース) |
| 最低返済額 | 1,000円~(金利9%以下の場合) 2,000円~(金利13%超の場合) |
| 返済方式 | 残高スライドリボルビング方式 |
| 返済日 | 契約時に設定 |
| ATM手数料 | 全ATM無料(三菱UFJ銀行・セブン銀行・ローソン銀行・イーネット等) |
auじぶん銀行はau IDをお持ちの方なら金利が最大0.5%優遇される「au限定割」が最大の特徴です。月々1,000円から返済可能で(適用金利9%以下の場合)、ATM手数料も全ATMで無料。auユーザーにとっては金利・返済額・手数料すべてにおいてメリットの大きいカードローンです。
楽天銀行スーパーローン|月々2,000円から
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利(実質年率) | 1.9% ~ 14.5% |
| 最低返済額 | 2,000円~ |
| 返済方式 | 残高スライドリボルビング方式 |
| 返済日 | 1日 / 12日 / 20日 / 27日から選択 |
| 特徴 | 楽天口座不要・楽天ポイントが貯まる |
楽天銀行は月々2,000円から返済可能です。銀行カードローンの中では標準的な返済額ですが、上限金利14.5%の低金利と楽天ポイントが貯まるメリットが魅力。楽天銀行口座がなくても他行口座で口座振替が利用でき、返済時のATM手数料も全提携先無料です。
最低返済額だけで返済するとどうなる?
最低返済額で毎月コツコツ返済すれば負担は軽いですが、完済までに非常に長い時間がかかり、利息総額が膨らむという大きなリスクがあります。
10万円を最低返済額だけで返済した場合のシミュレーション
| カードローン | 上限金利 | 毎月の返済額 | 完済までの目安 | 利息総額の目安 |
|---|---|---|---|---|
| バンクイック | 14.6% | 2,000円 | 約6年6ヶ月 | 約55,000円 |
| イオン銀行 | 13.8% | 1,000円 | 非常に長期化 | 大幅に増加 |
| 楽天銀行 | 14.5% | 2,000円 | 約6年6ヶ月 | 約53,000円 |
| プロミス | 18.0% | 4,000円 | 約2年8ヶ月 | 約28,000円 |
| アコム | 17.9% | 3,000円 | 約3年11ヶ月 | 約41,000円 |
※あくまで目安です。実際の返済額は適用金利や残高の推移によって異なります。

注目すべきは、最低返済額が少ないカードローンほど完済まで時間がかかり、結果的に利息総額が多くなるという点です。逆にプロミスは最低返済額が4,000円と高めですが、その分早く完済でき利息も少なくなります。「返済額が少ない=お得」とは限りません。
返済負担を抑えつつ効率よく返済する3つのコツ
1. 普段は最低返済額、余裕がある月は随時返済
最も賢い返済方法は、「毎月の約定返済は最低額に設定しておき、余裕がある月に随時返済(繰上返済)を行う」スタイルです。これなら普段の家計への負担を最小限に抑えつつ、ボーナス月や臨時収入があった月に元金を大きく減らせます。
2. 口座振替で延滞を防ぎ、ネットで随時返済
毎月の約定返済は口座振替(自動引落し)に設定しておけば、返済忘れによる延滞を防げます。追加で返済したいときは、インターネット返済や手数料無料のATMを活用しましょう。
3. 金利×返済額のトータルコストで比較する
最低返済額が少ないだけでなく、金利の低さも重要です。同じ月々2,000円の返済でも、金利14.5%と金利18.0%では利息総額に大きな差が出ます。返済負担を抑えたい方は「低金利+低返済額」の組み合わせを持つ銀行カードローンが有利です。
タイプ別おすすめカードローン
| あなたのタイプ | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 毎月の返済を最小限にしたい | バンクイック / イオン銀行 | 月々1,000円から+低金利+ATM手数料無料 |
| 返済コースを自由に切り替えたい | PayPay銀行 | 3つの返済コースをいつでも無料で変更可能 |
| auユーザー | auじぶん銀行 | 金利最大0.5%優遇+月々1,000円から+ATM無料 |
| 楽天ポイントを貯めたい | 楽天銀行 | 月々2,000円から+返済ATM手数料無料+ポイント |
| 返済額は少し多くても早く完済したい | プロミス / アコム | 最低返済額が高い分、完済が早く利息総額が少ない |
よくある質問(FAQ)
Q. 最低返済額だけで返済し続けても大丈夫ですか?
延滞にはなりませんが、おすすめしません。最低返済額だけでは元金がなかなか減らず、完済までに何年もかかります。たとえば10万円を月々2,000円で返済すると、完済まで約6年以上かかり、利息だけで5万円以上になる場合があります。余裕があるときに随時返済を行い、元金を積極的に減らしましょう。
Q. 毎月の返済額を途中で変更できますか?
多くのカードローンでは、随時返済(繰上返済)によって追加で多めに返済することが可能です。PayPay銀行は3つの返済コースをいつでも切り替えられるため、返済ペースを柔軟に調整できます。ただし、最低返済額を下回る金額への変更はできません。
Q. 返済額が少ないカードローンと多いカードローン、どちらがお得ですか?
一概には言えませんが、同じ金額を同じ期間で返済する場合、金利が低いカードローンがお得です。最低返済額が少ないカードローンは毎月の負担は軽いですが、完済が遅くなるため利息総額は増えます。「毎月の負担の軽さ」と「利息総額の少なさ」のバランスを考えて選びましょう。
Q. 消費者金融と銀行カードローン、返済額にはどんな違いがありますか?
消費者金融は最低返済額が比較的高め(10万円借入で3,000円~4,000円)ですが、その分完済が早く利息を抑えられます。銀行カードローンは最低返済額が少なめ(10万円借入で1,000円~2,000円)で毎月の負担は軽いですが、最低額だけで返済すると完済が長期化します。
Q. 繰上返済に手数料はかかりますか?
ほとんどのカードローンで繰上返済(随時返済)に手数料はかかりません。バンクイックやイオン銀行はATMでの繰上返済も手数料無料。プロミスやアコムはインターネット返済や自社ATMでの繰上返済が無料です。手数料を気にせず、積極的に繰上返済を活用しましょう。