エアコンが買えない人なら必読！貧乏でもできる5つの熱中症対策

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地球温暖化により、日本の気温は年々上昇しています。

総務省の資料によると、令和6年8月に熱中症で緊急輸送された人数は累計で32,806人、令和6年7月は 43,195人に達しています。

さらに、厚生労働省の発表によると、令和3年の間に熱中症で亡くなった方は755名、令和4年は1477名、令和5年は1651名です。

2025年の気温は前年よりも高く、熱中症で緊急輸送される人数が増加する見込みです。今後も暑さが増し、酷暑日がさらに多くなると予想されています。

令和元年の熱中症情報（総務省）はこちら

エアコンが買えなくて対策に困っている人は下記5つの熱中症対策を参考にし夏を乗り過ごしましょう。

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5つの熱中症対策

• 扇風機の風を最大限に涼しくする方法
• 水を使って効果的に体を冷やす方法
• 1,000円以下でできる予算対策
• 室内環境を工夫して涼しくする方法
• お金がなくてもエアコンを手に入れる方法

今回は、近くのスーパーやデパート、図書館、コンビニ、本屋などで涼むという一般的な方法は除外しています。

では1つずつ、細かく対策方法について解説していきましょう。

扇風機の風を最大限に涼しくする方法

扇風機はそのまま使ってもある程度涼しくなりますが、風の無い日や室内温度が30度を超える場合は効果が薄いことがあります。
そこで、扇風機の効果を最大限に高めるために以下の方法を試してみましょう。

濡れたタオルで体を拭きながら扇風機にあたる

扇風機を使う際に、濡れたタオルで体を拭きながらあたると、風がより冷たく感じられます。タオルを常に濡らしておくために、洗面器を近くに置いておくと便利です。

扇風機と体の間に氷を置く

洗面器に氷をたくさん入れて、扇風機の風が当たる位置に設置するか、水を8割ほど入れて凍らせたペットボトルを扇風機の前に置くと、さらに涼しくなります。ポイントは、扇風機の角度を斜めにし、風が上から氷やペットボトルに当たるようにすることです。

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水を使って体を冷やす方法

扇風機がなくても、効果的な熱中症対策はたくさんあります。ここでは、水道水を使った簡単な方法をご紹介します。

お風呂に水を張り、1日に数回入る

お風呂に水を張っておき、暑さが我慢できなくなったらその中に入ると涼しくなります。一度水を張れば1日に数回、2～3日使えるので、水道代の節約にもなり経済的です。
注意点として、お風呂とシャワーが別々の場合、体を洗う際に水が汚れないように気をつけましょう。また、心臓が弱い方や急激な温度変化が苦手な方は、水の量を調整することをお勧めします。

水シャワーを定期的に浴びる

水風呂が苦手な方は、水シャワーを腕や足などストレスの少ない部位に当てると効果的です。
水シャワー後は、厚手のタオルではなく、薄手のタオルで軽く拭くのがおすすめ。厚手のタオルで拭くと、体に熱がこもり効果が半減してしまいます。

Tシャツを濡らして着る

扇風機が使えない台所などでは、Tシャツを濡らして着ると涼しさが持続します。料理中の火の熱も軽減され、暑さを和らげます。濡れたTシャツで床に水がこぼれる可能性がありますが、100円ショップで購入できるビニールシートを敷いておけば後片付けも簡単です。

氷と水を入れたバケツや洗面器で足浴をする

冷蔵庫で氷をたくさん作り、バケツや洗面器に氷水を入れて足浴をするのも涼む方法です。この方法は水風呂やシャワーほどの効果はありませんが、家のどこでも簡単にできるのが利点です。

1,000円以下でできる熱中症対策

できるだけお金をかけずに熱中症対策をしたいと思う方も多いでしょう。しかし、少しのコストをかけるだけで大きな効果が期待できますので、迷わず取り入れてみましょう。

保冷剤を濡れたタオルや手ぬぐいで包み、首や脇、足の付け根に置く

保冷剤はわざわざ購入しなくても、ケーキやアイス、生肉などを買った際に無料で貰えることが多いです。
ケーキ屋やアイス販売店では、移動時間に応じて保冷剤を多めに提供してくれる場合があるので、上手に活用しましょう。

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冷却グッズを買う

100円ショップなどで手軽に購入できる、冷却タオルやハッカ油、入浴剤、冷却ジェル枕などが効果的です。首やおでこ、足元に巻ける冷却タオルは、水に濡らすだけで涼しくなります。Amazonや楽天、近くの薬局でも冷却グッズを探してみましょう。

すだれで日光を遮り、室温を下げる

すだれは300円～1,000円程度で購入可能です。大きな窓には1,000円以上のものが必要になることもありますが、すだれを使うと日光を遮り、室温を下げる効果があります。時間に余裕があれば、ゴーヤで緑のカーテンを作るのもおすすめです。すだれを設置する際は、窓から少し離して設置すると、より効果的に日光を遮断できます。

体温を下げる食材で体の内側から冷やす

ナス、トマト、レタス、キュウリ、ゴーヤ、バナナ、梨、スイカなどの食材は、カリウムと水分が豊富で、利尿作用があり体温を下げる効果があります。尿と一緒に熱も排出されるので、結果的に体温が下がります。 クーラーが普及していなかった時代の人々も、これらの食材を取り入れて暑さ対策をしていたので、エアコンが使えない時にはぜひ試してみましょう。

環境を変えて室内を涼しくする方法

家の環境を少し変えるだけで、室内の温度が大きく変わります。面倒がらずに実践して、涼しい空間を作りましょう。

日差しを遮る

風がない日には、遮光カーテンで日差しをブロックしましょう。体感温度が1〜2度下がる効果があります。カーテンがない場合は、段ボールや100円ショップで手に入るUVカットシートを利用するのも手です。風がある場合は、窓を開けて自然の風を取り入れる方が効果的です。

ベランダに打ち水をする

ベランダに打ち水をすると、室内温度が1〜2度下がります。ただし、気温が高くなる13時〜15時頃に行うと蒸し暑くなり逆効果になるので、午前中や夕方に行うのがポイントです。

窓やドアを2つ以上開けて風通しを良くする

風通しを良くするためには、最低でも2つ以上の窓やドアを開けて空気の流れを作りましょう。沖縄の家のように、風が四方から通るようにすると、室内が涼しくなります。窓が1つしかない場合でも、玄関を開けることで風通しが良くなります。

風のない日は換気扇で排気する

風がない場合は、換気扇を使って室内の空気を強制的に排気すると温度が下がります。ただし、窓や玄関、排気口から外気を取り入れることが条件です。外の空気が室内よりも涼しい場合にのみ有効なので、状況を見て実施しましょう。

お金がなくてもエアコンを購入する方法

これまで様々な熱中症対策を紹介しましたが、最も効果的でおすすめなのはエアコンの購入です。

今では、エアコンは30,000円程度で購入できる時代です。昔は100,000円以上かかっていましたが、現在は激安で手に入るため、他の対策よりもエアコンを購入する方がリスクを減らせます。

もし熱中症になった場合、救命救急センターでの入院費用が1泊2日で50,000円以上、処置費用が25,000円以上、初診料が4,000円と、合計で8万～10万円かかることがあります。これは、エアコン2～3台分の費用がたった2日でかかってしまうことを意味します。

結果的に、エアコンを購入しておけば良かったと後悔する可能性があります。先ほどの救急搬送された人数や亡くなった方々のデータを思い出してください。

今では、即日発行可能なクレジットカードもあります。クレジットカードの分割払いでエアコンを購入し、後からゆっくり返済して夏を快適に乗り切りましょう。

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